サーマルカメラの再設定の問題
- 再設定の問題
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・複数人数を検温するサーマルカメラは、温度精度を高めるのに黒体(基準温度を発生)と組合わせて使用しますが、コスト面でカメラだけで使用するを精度が落ちます。又、設置した際に設定をしますが、環境によっては、再度の調整が必要になる事も出てきます。
多くの人数を検温するサーマルカメラであれば、日常の検温の履歴を見て、検温の値が高く出たり低く出たりしてないかを確認し、問題があれば調整が必要になります。
・検温の履歴を見ないままだと、発熱者が全く出てこないという事が発生します。
*時々、風除室で設置されているドームのサーマルカメラと大型モニターを見かけますが、35℃~と少し低めの検温表示を見かけます、検温がいつも低いと要注意です。毎日、検温が低いと、発熱者が誰もいなかったという事になりかねません。
- タブレット型サーマルカメラの問題点
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・固定のサーマルカメラは、PCのソフトで管理されていますので検温の履歴を見ることはできますが、原理的にはタブレット式のサーマルカメラも、PCを使わないと検温の履歴が見えない機種が多いと思われます。
・日常の検温の履歴を見る事が出来ないと、全く発熱者が出てこないという事が出てきます。万が一、発熱者が来ても追跡も出来ない事になってしまい、機能を果たせない事になります。更に、設置時には設定をされているとは思いますが、その後の環境の変化があっても検温の変化が分からないので設定のしようがありません。